高齢者宅のサポーター巡回
全国46都道府県の商業組合(沖縄県を除く)の連合会である
全国電機商業組合連合会では、毎年秋にサポーター巡回を実施しています。
これは私たち組合加盟店の「まちのでんきや」が地域の一人暮らしや夫婦二人の高齢者宅を中心に訪問し、家電や電気を初めとする暮らし全般の安全点検を行う活動です。
巡回では
家電製品協会のチェックリストを使った自分でできる家電製品の点検方法などもご紹介しています。
中でも私たちが特に重点的に行っているのが、電気コードや電器プラグ、コンセント周りの点検です。
コンセント周りに溜まったホコリや過度のタコ足配線は電気火災の原因になりやすく、万が一火災が発生した場合、避難に時間のかかる高齢者は即、生命の危険にさらされてしまいます。
そうした悲劇を防ぐためにはコンセントや配線器具の定期的な点検が不可欠です。
お家の中に潜む電器火災の危険
許容量を超えたタコ足配線で焼け焦げたタップ
テレビの裏などの目につきにくい場所にあるタコ足タップは焼け焦げていても気づきにくく、定期的な点検が欠かせません。
経年劣化やホコリなどが原因で焼け焦げたコンセント
コンセントや配線器具は滅多に交換するものではないので数十年前にお家を建てたときからそのままというお宅が少なくなりません。
たとえ表面的には大丈夫そうに見えても壁の内側で器具が湿気で錆びていたり、コードが断線しかけているケースも少なくないので注意が必要です。
分電盤も要注意!
普段触る機会があまりなく、目の届きにくい高所にある分電盤もホコリが溜まりやすく、焼け焦げなどの異常があっても気づきにくい箇所ですので注意が必要です。
こうした手の届きにくいところや高所の点検を高齢者自ら行うのはなかなか大変です。
私たち「まちのでんきや」ではサポーター巡回の期間以外も、高齢者のお客様のお宅にお伺いする際にはコンセント周りや分電盤などの確認をするよう努めています。
家電やコンセント、電器プラグなどに異変を感じた時はお気軽にお近くの「まちのでんきや」までご相談ください。